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陥没するほど潜り込んでいない乳頭であっても、乳輪と同じ高さの扁平な乳頭は手術が必要なケースがあります。これらも酒井法陥没乳頭手術と同様に、手術で修正することが可能です。
当院では、他院にて乳輪縮小術を受けた後に乳頭が扁平化し、時には乳輪下膿瘍を繰り返して来院される患者様も少なくありません。この場合、乳頭周囲に瘢痕が残り、修正が非常に難しくなります。
修正は困難ですが、乳頭部を引き出すように瘢痕部分をスクリュー状に切開し、乳頭の側面を立ち上げて利用することで、修正が可能です。この手術は、扁平乳頭の周囲の瘢痕部分に渦巻きスクリュー状の皮弁3枚をデザインし、この皮弁を乳頭の側壁の立ち上がりに利用するため、非常に高度なテクニックと経験を要する手術です。
当院の院長である酒井成身が最も得意とする手術の一つです。
乳頭は肥大すると、一般的には下垂し、その頚部がやや細くなり、ナスのような形態を呈することが多いです。薄い服装や水着を着用する際には、乳頭の肥大がはっきりとわかることがあります。特に高齢の女性にその傾向が強く、乳頭が長めで大きく下垂していると形が悪いと感じ、若返り修正を希望して多くの患者様が来院されます。
この手術の目的として当院で考慮していることは、①形態を希望通りに修正すること、②授乳機能を残すこと、③乳児が乳頭を上手くくわえられるようにすること、④知覚や形態を性的に魅力的にすることです。肥大乳頭縮小術も同様の手術で行います。
乳輪は、思春期の結合組織や乳管組織の増殖により、ドーム状や釣鐘状になる場合があります。これは、乳房の左右非対称例や片側乳房発育不全と合併して現れることが多いです。